女性ホルモン

女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンを代表で言います。女性ホルモンは、卵巣から分泌されており脳の視床下部から下垂体に命令を出し、性腺指摘ホルモンを分泌して卵巣を刺激し、エストロゲンとプロゲステロンが分泌されます。

エストロゲンは、思春期頃から分泌を初め、妊娠や出産、卵巣、子宮に作用するほか、皮膚、粘膜、骨、筋肉、自律神経など女性のさまざまな動きに作用します。プロゲステロンは、妊娠の状態を助けてくれるホルモンで、子宮の内膜を厚くして着床しやすくします。女性ホルモンのバランスが壊れると生理不順や生理痛となって体の異常を示します。

ホルモンバランスを整える為に、適度な運動、バランスのいい食事、そしてストレスを溜め込まず、発散する方法を見つけて精神状態を安定させる事が一番です。(341)

女性の体の仕組み

男性と女性とで、体の違いで一番大きなものは、子宮がある事、乳房がある事ではないでしょうか。女性は、子供を妊娠して出産し、子孫を繁栄します。子宮は受精した卵子を子宮内で育て、胎児として育て上げる場所なのです。

子宮は、洋梨のような形をした臓器で、かたく弾力性のある筋肉でできた袋状になっています。大きさは、大き目の鶏の卵大で、袋の中の奥行きは、7センチほどあります。妊娠すると胎児の発育に応じて進展していき、分娩時には大きく育った胎児、約3キロほどの赤ちゃんをしっかりとまもってくれます。そして、女性の乳房は、妊娠したと同時にふくらみが大きくなり、通常は母乳などは出ないのですが、ホルモンのバランスによって母乳が出るようになります。

月経とは

月経とは、子宮の内側についている内膜がはがれて、子宮頚管から膣を通り、体外へ流れ落ちる現象の事をいいます。月経の時に、剥がれ落ちる子宮内膜は、排卵された卵子と精子が出会うと子宮に到着し、着床します。

その着床するためには、子宮内膜が厚く、ベットのようにふかふかになっていなければいけません。受精卵が出来ない場合は、着床するものもありませんので、子宮内膜は剥がれ落ち、また新たに新しい子宮内膜ができるのです。

子宮内膜は卵巣から分泌されるホルモン、エストロゲンとプロゲステロンが作用し、内膜を厚くやわらかくさせます。そして、卵巣の中には卵が沢山入っており、月経と月経の真ん中当たりで通常は排卵します。排卵された卵胞は、通常14日で退縮し、黄体ホルモンが消失します。そのホルモンによって持続されていた子宮内膜は黄体ホルモンの消滅とともに剥がれ落ちます。

月経周期

月経周期とは、月経一日目から次の月経までの期間を月経周期といいます。月経周期は卵胞期、排卵気、黄体期に分かれます。生理周期は個人差があり、21日~40日ぐらいとされます。

月経の周期は下垂体で作られる卵胞刺激ホルモン、黄体ホルモン、卵巣でつくられるプロゲステロンとエストロゲンによって調節されます。月経周期での基礎体温は、月経一日目から排卵日までは低温期、排卵日から次の生理開始までは高温をしめします。

排卵された卵胞は受精が起こらなければ黄体は14日前後で退化し、月経となって新しい月経周期が始まります。受精が成立した場合は、黄体が持続され胎児が自分でホルモンを分泌するようになるまで黄体からプロゲステロンの分泌が持続します。

妊娠の検査は、絨毛性ゴナドトロピンの濃度上昇を調べることによって行います。

プロゲステロン

プロゲステロンとは、黄体ホルモンの一種で、成人女性では、卵巣の黄体から分泌されるホルモンですが、妊娠中には、胎盤からも分泌されるようになります。黄体ホルモンの主な働きは、子宮を妊娠の準備をするように変化させ、月経周期を決めます。

妊娠をした場合は、出産までの間、妊娠を持続させるような働きがあります。黄体ホルモンを人工的に作った物質はプロゲスチンと呼ばれ、経膣座薬など、特殊な投与の方法を使いプロゲステロンそのものを使用する試みがされています。

プロゲステロンは血液の中から細胞に入り込むと、細胞内にあるプロゲステロン受容体たんぱく質に結合し複合体を作ります。DNAの特定な部分と結合することによって、多くの遺伝子の発現を変化させます。子宮内膜や子宮筋の動きを調節し、体温上昇などにも関わってきます。

視床下部・脳下垂体

下垂体とは脊椎動物の体にある器官の一つで、ホルモンを分泌する器官です。下垂体は脳と一緒に脳膜に包まれており、脳の腹側に接しています。

下垂体には血管が非常に発達しており、ホルモンが血流に乗って効率よく運ばれるようになっています。視床下部とは、間脳に位置しており、自律機能の調節を行う場所です。視床下部は交感神経・副交感神経機能及び内分泌機能を全体として小説しています。

そして視床下部には、体温調節中枢、下垂体ホルモンの調節中枢、食行動や飲水行動、性行動などの本能行動の中枢、怒りや不安などの情動行動の中枢があります。

視床下部・脳下垂体の機能がきちんと働いて、卵巣へ信号を送り排卵が起こります。この信号がきちんと届いていなければ排卵は起こりません。

黄体ホルモン

女性のホルモンは妊娠、出産の時に分泌するものではなく、女性の体に必要なものです。脳の視床下部の指令により下垂体で分泌される性腺刺激ホルモンというのは2種類あり、卵胞刺激ホルモンが、卵巣の中の卵胞に作用し、黄体化ホルモンは卵胞を刺激し、排卵を促す働きと、卵胞の中に黄体というものを作ります。

卵巣から分泌するホルモンも2種類あり、卵胞ホルモン(エストロゲン)は、卵胞が育つと分泌されて、その成長の度合いにより量が増します。子宮内で内膜を厚くし受精卵を受け入れる準備をし、その他、女性らしい体型や、肌の新陳代謝の促進の働きがあります。

そしてプロゲステロンは、排卵後の卵胞から分泌されて、受精卵の着床を助けます。子宮内膜から養分を分泌させて子宮へ多く血液を送ります。

無排卵月経

無排卵月経というのは、生理はちゃんと来ているのに、排卵が起こっていない状態の事をいいます。正常な場合は、基礎体温を計ると、排卵までは低温期、そして排卵以降から月経が始まるまでは高温期を記録しますが、無排卵の場合は、基礎体温がばらばらで低温の状態が続きます。

毎日のストレスや急激なダイエット、精神的ショック、ホルモンバランスの乱れなどにより卵巣の機能が低下し「卵巣機能不全」となる場合があります。

無排卵月経の症状としては、生理時の出血の量がとても少ない、反対に異常に多い、生理周期が40日以上になる、生理がダラダラと続く、生理周期がバラバラであったり、とても短かったり長かったりする。このような場合は、一度病院へ行き、診察してもらうといいでしょう。

ページのトップへ▼