水虫は好みがうるさい

水虫が住みつくのは皮膚の表皮、そのいちばん外側の角質部分です。角質というと爪を思い浮かべるでしょうが、こうした爪や髪などは硬質ケラチン、柔らかい皮膚の外側は軟質ケラチンというタンパク質からできています。

皮膚表面は人間の体の内部を外界からガードする大切な役目を果たしています。外界というと、たとえば水や空気やホコリや細菌。ケラチンはこうした外部のものを簡単には浸透させません。そのおかげで、私たちは雨にあっても水ぶくれにならずにすみます。

冗談はともかく。水虫が好きなのはケラチン。つまり皮膚の角質部分です。カカトのようなみるからに角質な部分だけでなく、柔らかな皮膚もやはり薄い角質に覆われています。というわけで、足だけでなく皮膚ならどこでも水虫に感染する可能性がある。まずこの事実を厳粛に受け止めておきましょう。