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水虫の条件とは

どうしたら水虫にならないですむか?ではなく、逆に水虫になる方法も考えてみましょう。逆から攻めるという手法はけっこう有効です。

・まず十分な量の水虫菌(白癬菌)が皮膚に付着すること
・それが十分な期間、付着したままであること
・増殖に必要な湿度、温度が保たれること

これが水虫繁殖の3条件。ついでに言えば「水虫が繁殖しやすい体質であること」も付け加えたほうがいいかもしれません。同じような条件でも、なぜか水虫になりにくい人もいるようなのです。

他の項で書いた「猫や犬が足水虫にならない」理由もはっきりしましたね。猫や犬は靴下をはかない。靴もはかない。だから彼らは足水虫にかからないのです。その代わり分厚い毛皮に問題はあるのですが。

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水虫は好みがうるさい

水虫が住みつくのは皮膚の表皮、そのいちばん外側の角質部分です。角質というと爪を思い浮かべるでしょうが、こうした爪や髪などは硬質ケラチン、柔らかい皮膚の外側は軟質ケラチンというタンパク質からできています。

皮膚表面は人間の体の内部を外界からガードする大切な役目を果たしています。外界というと、たとえば水や空気やホコリや細菌。ケラチンはこうした外部のものを簡単には浸透させません。そのおかげで、私たちは雨にあっても水ぶくれにならずにすみます。

冗談はともかく。水虫が好きなのはケラチン。つまり皮膚の角質部分です。カカトのようなみるからに角質な部分だけでなく、柔らかな皮膚もやはり薄い角質に覆われています。というわけで、足だけでなく皮膚ならどこでも水虫に感染する可能性がある。まずこの事実を厳粛に受け止めておきましょう。

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水虫は節操がない

水虫は節操がない水虫はけっこう好き嫌いがあって、暖かくて湿った皮膚の角質部分に住みつき、ケラチンを栄養として繁殖していきます。しかし足だけが水虫の居場所ではありません。条件さえよければ手や腕、顔、頭、陰部にも感染します。

厳密な医学的表現ではありませんが、水虫菌(白癬菌)が足に住み着くと水虫(足水虫)、腕や顔にはびこると「タムシ」です。頭部に感染すると「シラクモ」です。手なら「手水虫」、陰部なら「インキン」。要するに同じものだと考えても問題ありません。

幸いなことに、日本人みんなが清潔になってシラクモやタムシは非常に減ってきました(最近の子供がタムシになる場合は、ペットからの感染が多いとも言われています)。しかしインキンはまだ悩んでいる人が多いし、足の水虫はまったく(といっていいほど)減っていません。

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水虫は実は怖くない?

ちょっと意外な話をすると、水虫そのものはあまり怖い病気ではありません。せいぜいで皮膚が痒くなる。水泡ができる。爪水虫になるとやっかいですが、でもたかが爪です。つまり一般論として、水虫は人間に致命的な悪さをしない、かなり仲の良い菌なのです。しかし、水虫本人はさほど悪くなくても、その結果が問題です。足指の間がふやけて赤身が見える。

無防備になったその傷口にブドウ球菌など他の雑菌が入ったら? 化膿したら? というわけで、たかが水虫と軽視しているとひどいことにもなりかねません。ちょっとニュアンスは違いますが、中性脂肪が増えたとか、コルステロールが高いとかいうのに似ていますね。それ自体は直接大問題ではないものの、結果的に重大な病気につながる可能性が増えてくる。もっとも、たとえ命に別状がなくても、痒いというのは生活していく上では大問題です。やはり早めに治療するのが賢いということでしょうね。

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