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なぜ手は水虫になりにくいのか
手も水虫にはなります。でも非常に少ない。水虫のほとんどは足と決まっています。水虫の足に触ったりしても、めったに感染しません。では何故、手は水虫になりにくのか。答えは非常に簡単で、水虫が繁殖しにくい環境だからです。たいていの人は一日に何回か手を洗っています。
もし意識的に回数を記録したら、びっくりするほどの頻度で手を洗っているはずです。また手袋を常時つけている人はあまりいません。そのため手は乾燥した状態を保ち、風通しも十分です。水洗い、清潔、乾燥。これが「手が水虫になりにくい」条件ということですね。
なぜ水虫は痒いのか
正直なところ、もし水虫が痒くなかったら、こんなに大騒ぎはしないと思います。そもそも皮膚は表皮、真皮、皮下組織の三層構造。深部ではどんどん細胞分裂をしており、表皮の外側はアカとなって剥離。ターンオーバーといわれる新陳代謝です。
水虫はそうした細胞の移動に負けないスピードで深部へ浸透しているから皮膚の外側へ放り出されず、しがみついていられます。下りエスカーターを登っているようなものです。しかしスピードが早すぎ、元気が良すぎると人体の防衛線に接触。接触すると緊急指令が飛んで人体の免疫反応が発動されます。そして過剰防衛をした結果として水泡ができたり、腫れたり、痒くなったりする。
医学的に厳密な表現ではないもの、だいたいそんな理屈です。カカトでは水虫菌は分厚い角質に安住しています。だから人体の免疫反応も素知らぬ顔。痒みもない。ある意味、安定・共存しているといってもいいかもしれません。
足の臭い人は水虫になる?
足の臭い人はいかにも不潔そうなイメージがあり、水虫にもかかりそうな気がします。もし汗っかきで、しかもあまり足を洗っていないような場合は、その通りでしょうが、しかし体質もあります。臭ければ水虫になる、と断言できるわけではありません。
水虫にかかっているのに治療もしていないような場合は、確かに臭くなりがちです。水泡ができればあまり触りたくないし、どうしても洗いが少なくなります。雑菌も繁殖します。結果的に足が臭くなるということでしょう。というわけで、足が匂うようならマメに洗う。なるべく清潔にする。水虫であってもなくても、これは大切なことですね。
猫や犬も水虫になる
水虫は人間だけの専売特許ではありません。猫だって犬だって水虫になります。ただし足の裏が水虫という猫や犬はさすがにいないようで(いたら見てみたい)通常は皮膚の水虫、つまりタムシです。
ですから毛の抜け落ちた犬や猫をしっかり抱いて猫ッ可愛がりしたり頬をスリスリするのは、よしたほうがいいですね。毛抜けなど目立つ症状がなくても、しっかり感染している場合もあります。こうしたペットがいて、抱いたり撫でたりすることが多くて、急に腕や手がかゆくなってきたら、水虫の疑いも持ったほうがいいかもしれません。
動物から感染の水虫は人間の水虫と違って、人馴れしていません。そのため節度を知らず症状が激しくなることが多いといわれます。腫れたり赤くなって強いかゆみがある、そんなときは念のため皮膚科のお医者さんに診てもらうことをお勧めします。もちろんペットもペット医院へ連れていきましょう。原因はモトから絶たなきゃダメ。
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