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急性腸炎の検査

血算検査

血算検査とは、血液の成分検査を言いますが、急性腸炎を起こした場合、腸炎の原因を究明するために行なわれます。

血液の成分は、白血球、赤血球、血小板の三つで構成されていますが、白血球が多くなっている場合は、細菌やウィルスの感染が疑われ、また白血球が少ない場合でも、ウィルスなどの感染が疑われます。

血小板に関しては、炎症による出血などを止血されるための物質ですから、炎症が起こっていれば当然止血に使われるため血中含有量は減っています。

重篤な多機能不全に陥っている場合は、血小板の量は激減します。

主に血算検査では白血球や血小板の量が問題になりますが、赤血球に関しては、炎症による出血がある場合の判断材料にされます。

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生化学検査

生化学検査は、血液や体内から採取した組織を遠心分離機で有形成分や無形成分と分離して、検査する事です。

急性腸炎などの場合、腸内組織を検査して分析することで、細菌による食中毒の場合、原因菌の特定に有効とされています。

生化学検査では、血液中に含まれている蛋白、脂質、尿素窒素、酵素、胆汁色素、電解質などを検査しますが、これらの数値によって症状の進行具合や健康状態が判明出来ます。

生化学検査は他の血算検査などと併用して行われるもので、急性腸炎などの診断を下す上で、体液性分の血清の検査は必須検査と言えます。

特に腸内の感染症の原因究明には不可欠で、ウィルスや細菌による感染症では、特に有用な検査方法と言えます。

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便検査

食中毒の場合、便検査は必ず行われ、細菌やウィルス、寄生虫などの排便中の有無を確認する検査です。

急性腸炎が細菌やウィルス、寄生虫の場合、菌や卵を排便している場合が多く、便検査によって原因を特定することが出来ます。

原因が特定出来ない場合は、対処療法としての投与剤の選定が出来ないため、適切な治療が施せない事態になります。

その意味で便検査は、食中毒などの急性腸炎には、血算検査や生化学検査とともに不可欠な検査と言えます。

食中毒などは、起因する原因菌が多種多彩に有りますから、総合的な検査を行うことで、集団食中毒などの場合は、早期の原因究明と早急な対処が求められます。

素人でも便の状態によって、排便の色や回数によって、急性腸炎の重篤度を判断する事が出来ます。

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胸腹部X線検査

急性腸炎で行なわれる胸腹部X線検査は、他の疾病の可能性がある場合に行われる検査で、食中毒に関しては、砒素中毒などの所見の場合、胃内容物を胸腹部X線検査で発見した事例もありますが、細菌やウィルス、寄生虫以外の急性腸炎では、胸腹部X線検査によって原因物質の有無が分かる場合があります。

有機系無機系の原因物質を問わず、何らかの異状症状が胸腹部X線検査で確認する事が出来ますから、初診においては、しばしば行われる検査と言えます。

ただ成人の急性腸炎と、幼児などの急性腸炎では対応が違い、細心を期する意味でも幼児の場合、胸腹部X線検査が行われる場合が多いと言えます。

胸腹部X線検査は単独で行われる事はなく、必ず他の検査と併用して行われ、総合診断の基礎データとされます。

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心電図

急性腸炎で心電図の検査を行われるのは、かなり症状が進行したケースで、症状の進行具合を判断する場合に行なわれます。

急激な食中毒の場合、知覚性障害や神経障害を現しているケースは、重篤な症状と言えます。

神経性の毒素成分を含んだ植物性の食中毒や猛毒の細菌やウィルスによる食中毒が考えられますから、心電図による心臓機能のチェックは、重篤な症状を示したケースでは不可欠と言えます。

食中毒でも、神経毒素成分が起因している場合は、急性腸炎から一気に知覚障害や神経障害に悪化して、意識不明や呼吸器不全で死亡するケースも見られます。

そのような緊急な治療を施す上で、心電図に異状が見られた場合は、早急な治療が可能と言えます。

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