口内炎の症状と原因と治療と対策について紹介


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アフタ性口内炎

アフタとアフタ性口内炎

アフタは、口腔粘膜における境界明瞭な類円形の小さな潰瘍で、表面を白色ないし 黄色の偽膜で覆われ、周囲に発赤を認める病変です。有痛性で、その多くは瘢痕を残 さずに治癒します。

アフタを生じる疾患には、表1のようにさまざまものがあります。 アフタが多発し、その周囲に粘膜炎を伴っているものをアフタ性口内炎と呼びます。 この呼吸は、アフタを生じるさまざまな疾患の症状名として使われますが、アフタが 数個みられる程度で、粘膜炎も伴わない再発生アフタなどには、アフタ性口内炎とは 呼びにくいものがあります。

また、口腔ケアを行ううえでは、ウイルスに起因するア フタ性口内炎とそれ以外の非ウイルス感染性のアフタとでは、口腔ケアの重点や方法 論に若干異なるころがあるため、本稿では両者を分けて記載します。

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ウイルスによって生じる口腔ケア

ウイルス感染によって生じることが確定されているアフタ性口内炎には、いずれの ウイルスの場合も初感染は、発熱・食欲不振などの全身症状をもって始まります。

そ れと前後して口腔粘膜に多数の小水疱が形成され、すぐに破れてアフタとなり、周囲 の粘膜が発赤して、アフタ性口内炎となります。アフタが密集した部位では、癒合し て大きな不定形の潰瘍を形成します。

有痛性のため、食物摂取に困難をきたすことが あります。通常1習慣から3習慣で治癒しますが、まれに髄膜炎などを併発する重篤な 例もあります。再感染あるいは回帰発症の場合には、全身症状を欠くか、あっても軽 いことが多く、アフタは初感染と同様に水疱が破れた後に認められます。

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疱疹性歯肉口内炎

単純疱疹ウイルスT型の初感染では、症状が発現すると重篤になる傾向があり、著名 な歯肉の腫脹・発赤を伴うことからも疱疹性歯肉口内炎と呼ばれます。水疱一帯状疱疹 ウイルスの回帰発症である三叉神経第2枝あるいは第3枝の帯状疱疹では、その支配領域 に一致して片側性に皮疹とアフタ性口内炎を発症します。

また、ヘンパンギナでは前 口蓋弓にアフタが認められているなどの特徴があります。アフタ性口内炎の診断は、 臨床所見から容易です。原因ウイルスの確定診断には、水疱内容液からのウイルスの 分離・同定やウイルスDNAの検出、急性期と回復期の血清抗体の測定などが用いられま す。

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診断

なお小児では、症状の訴えがはっきりしないことから、食欲低下、食物摂取困難な どの兆候を見逃さず、炎症所見を早い時期で見出し、治療・ケアを開始することが大 切です。ウイルス感染によって生じるアフタ性口内炎における口腔ケアは、水分・栄 養の維持、口腔の清潔の維持、症状の緩和、ウイルス感染の防止に重点がおかれます。

口内炎の疼痛のため水分あるいは食物摂取が困難になることが多く、発熱も伴うため 全身状態に注意して、水分・食物指導を行うことが大切です。安静にして、栄養の維 持に工夫し、食物の摂取を行います。水分あるいは食物摂取が困難なときには、補液 や経管・経静脈栄養法を行う必要もあります。

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