円錐角膜に似た病気
角膜炎
角膜炎とは、角膜が炎症をおこしてしまうことで、原因は細菌やウィルス感染、ドライアイ、アレルギー反応、コンタクトレンズを長期間装着し続けた場合や間違った使用をした時など様々ですが、点眼薬の副作用として角膜炎が起こることもあります。
症状としては、眼痛、目の中がコロコロとする異物感を感じる、涙目、充血などですが、悪化すると角膜が白く濁ったり、視力が低下してしまったりします。
症状が軽ければ、数日で改善されることもありますが、原因や症状によっては完全に回復するまでには数ヶ月から数年かかることもあります。また、混濁が激しい時には、治癒しても混濁が残ってしまう恐れがあります。
角膜変性
角膜変性は、通常は透明である角膜が、何らかの病気で角膜の上皮や実質が濁ってくる状態をいいます。
原因は様々で全身疾患から生じるものから遺伝性のものまで多岐にわたりますが、遺伝性のものが最も多く、腎臓の病気などといった他の病気の影響によって角膜の変形などが起こる可能性もあります。
角膜に異常な物質が蓄積することになって生じることが多いといわれています。角膜変性症の状態によって治療方針は異なりますが、角膜深部まで濁りが起こっている場合には、角膜移植を行います。
顆粒状角膜変性症、斑状角膜変性症、格子状角膜変性症などがあり、両眼性であることが大きな特徴の一つとされています。
エクタジア
エクタジアとは、ケラトエクタジア、角膜拡張症とも呼ばれており、この疾患の症状は、角膜はある一定の厚みより薄くなると強度が低下し、眼の眼圧に負けて変形して歪みやすくなるというものです。
角膜が歪んでしまうために、極度の視力の低下や不正乱視を引き起こしてしまう原因にもなります。角膜内側の表面が薄くなり、通常は非進行性であり、ほとんどのケースにおいて片眼性です。
レーシックなどの近視矯正手術などにおいて、角膜の中心部を削りすぎてしまった場合にも起こることがあります。この症状を矯正するためには、通常は眼鏡やコンタクトレンズを使用しますが、それでも改善されない場合には角膜移植手術を行う必要があります。
角膜ヘルペス
角膜ヘルペスとは、ヘルペスウィルスによる一種の感染性疾患で、症状としては眼痛、涙目、充血などですが、ひどくなると角膜炎を引き起こしたり、白く濁ったりします。
もともと約9割の人がヘルペスウィルスに感染しているといわれています。普段このウィルスはおとなしいのですが、疲れや精神的ストレスなどをきっかけに神経を伝わって角膜に現れ活動を始めます。
また、角膜ヘルペスには活動性のものと非活動性のものがあり、治療方法は異なります。活動性のものならば、抗ウィルスの点眼薬や軟膏を使用し、非活動性のものは、それに加えてステロイドの入った点眼薬を使用しなければいけません。通常は比較的短期間で改善します。
