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目の構造

結膜とは

結膜とは、まぶたの裏側と白目の表面から黒目の周囲までを覆っている半透明の膜のことです。白目の表面を眼球結膜、まぶたの裏側を眼瞼結膜と呼んでいます。

血管が多数分布しており、免疫反応を起こすリンパ組織もあるのですが、主に外から目の中へ異物が入ってくるのを防ぐ役割をしています。

結膜は小さい異物や感染症の原因となる細菌が眼の中に入るのを防ぐとともに、涙液の薄い膜を維持して目を守りますが、直接外界と接しているので、いろいろな病原物質にさらされやすい環境にあります。

結膜炎は、起きる原因がいくつかありアレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎などに分かれます。

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角膜とは

角膜とは眼球の最も前にある膜のことで、直径約11〜12ミリ、厚さ約1ミリの組織です。角膜は透明ですので、光が通過することで屈折し、瞳孔を通じて眼球の内部に光が届くため、角膜がごくわずかに変形したり混濁したりするだけで視力が低下してしまいます。

角膜はボーマン膜・角膜実質層・デスメ膜・角膜上皮細胞層・角膜内日細胞層の5つの層からできており、その表面は涙液により保護されています。

角膜上皮細胞層には神経が数多く通っているため知覚が鋭く、デスメ膜は薄いのですが強く弾力性があり再生能力があります。それに対して、ボーマン膜は再生能力がないため、一度障害を受けるとそのまま残ってしまいます。

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虹彩とは

虹彩とは、角膜と水晶体の間にあるドーナツ状の薄い膜のことで、瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持っています。カメラの絞りに相当する目で色のついた部分です。中央には瞳孔があり、虹彩の中の平滑筋の働きにより、瞳孔を大きくしたり小さくしたりして、網膜に入る光の量を調節します。

人間の場合、虹彩の模様が個体によって違うことが知られています。同一人の左右の目でも模様は異なるため、このことを利用して個人認証を行なう場合があります。これは虹彩認証やアイリス認証とも呼ばれています。虹彩の色はメラニン色素の量によって決まり、人種によって多くの色があります。

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前房とは

前房とは、角膜・虹彩・水晶体に囲まれるスペースの部分のことで、房水と呼ばれる水分で満たされています。

房水は、水晶体や角膜などの各組織に酸素や栄養を送るとともに、眼の内部の圧力を調節し、眼球を適度な硬さに保つ働きをしています。房水は毛様体でつくられており、虹彩の裏にある後房から前房を通って隅角にあるシュレム管へ排出されます。

前房深度とは、角膜から水晶体までの距離のことですが、何らかの原因で房水の流れが悪くなると、前房深度が浅くなるために必要以上の房水が溜まり、眼圧が高くなります。

また、前房が浅くなった状態を、浅前房といい、隅角が狭くなり、やがて緑内障を発症してしまう恐れがあります。

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水晶体とは

目の構造はカメラにたとえられることが多く、水晶体とは、レンズの役割をしている組織のことです。厚さは4mm前後で、直径9mmの無色透明の凸レンズの形状をしています。眼球における屈折率の20〜30%を担っており、毛様体に付着したチン小帯と呼ばれる糸状の組織に引っ張られて支えられています。

水晶体は、それ自体が厚みを調節することで網膜上にピントが合うようにつくられています。長時間近くを見続けるなどの負担がかかると、一時的に元に戻らなくなることがあり、この状態を仮性近視と呼び、通常化すると近視と判断されます。

この水晶体は加齢と共に硬くなるため、焦点の調節が難しくなります。

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毛様体とは

ぶどう膜組織の中心として、虹彩と脈絡膜の中間にあるのが毛様体です。毛様体から毛様体小帯とよばれる細い繊維がのびて、目のレンズといわれる水晶体に付着し、眼球内に水晶体を支えています。

毛様体には毛様体筋という筋肉があり、この働きにより、水晶体の厚さをかえ、眼底にはっきりした像を結ぶピント合わせの働きをしています。前方にある虹彩と、毛様体、後方にある脈絡膜との3つを合わせてブドウ膜と呼んでいます。またこのブドウ膜は、固い白眼といわれる部分の強膜と、網膜の間に存在します。

長時間同じ距離のものを見続けると一時的に毛様体が痙攣をおこし、近視のような症状が出ることがあります。

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ガラス体とは

ガラス体とは、光を通す透光体で眼球の中の器官の一つですが、眼球形態を保持しており、眼組織を外力から保護していると考えられています。体積は約4ミリリットルで、眼球容積の約8割を占めています。

ガラス体は水晶体の後方にあって、内腔を埋めるための透明な卵白よりやや硬めのゼリー状の組織で、99%は水分から作られていますが、主な成分はたんぱく質のコラーゲンから作られています。眼球の奥では一部網膜とくっついていますが、ほとんどは軽く接しているだけです。

このガラス体は、加齢と共に成分変化や収縮が起こりやすくなり、網膜裂孔や網膜はく離などの発症に大きく関与しているといわれています。

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網膜とは

網膜とは、受けとった光の強さや色の情報を、視神経を通して脳へ送るというカメラのフィルムの役割をするとても大切な器官です。

網膜はとても薄い膜で10層に分かれており、外側の1層は網膜色素上皮細胞といい、残りの9層は神経網膜といい光を感じる細胞が並んでいます。厚さは中央部で0.3mm〜0.4mmといわれています。

正常な視覚を持っている人は網膜上で焦点が合いますが、近視の場合は手前に、遠視の場合ならば後方に焦点がずれるため、像がぼけて見えてしまいます。

網膜の中心部は視力に最も関係している部位であり、黄褐色に見えるため、黄斑部と呼ばれています。黄斑の中央部は網膜が0.05mm程度と薄いのが特徴です。

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