部分入れ歯の種類
-Mokuji-
プラスチック義歯
通常は、健康保険を使って部分入れ歯の治療をするときにこのプラスチック義歯を使用します。
保険を使うので5000円〜1万5000円とかなり安価で作ることができます。
入れ歯が出来上がるまでの治療期間も短く、破損時の修理にも時間がかかりません。しかしプラスチックは分厚く、熱が伝わりにくくなります。
また、微妙な調整ができないため違和感を強く感じたり、天然の歯と比べると物を噛む能力が70%〜80%失われてしまいます。
金属のクラスプを使用して入れ歯を固定させるため、見た目が悪かったり、残りの歯と色が違うため不自然に見えたりもします。
また、クラスプが甘くなるとさらに噛みにくくなるため、その都度調整が必要になります。
コーヌス・テレスコープ義歯
コーヌス・テレスコープ義歯とは、残っている歯に金属冠をかぶせ、その上から入れ歯を装着するというタイプの部分入れ歯です。
クラスプがないタイプなので見た目も良く、力を入れて噛むことができるのですが、ブリッジと同様に、土台となる歯を削らなくてはいけません。
このコーヌス・テレスコープ義歯は技術的に難易度が高く、行っている歯科医院は多くありません。
おおよその費用としては、保険は適用外なので自己診療となり、土台の歯にかぶせる金属冠1本当たり10〜20万円と、入れ歯の費用20〜30万円がかかります。
また、口腔内の状況にもよりますが、治療期間は1.5〜2か月を要します。
磁石式義歯
磁石式義歯は、歯根を利用して磁石を埋め込み、部分入れ歯を歯茎にピッタリと固定させるものです。
クラスプを使用しないタイプなので見た目も良く、強力な磁石を使ってしっかりと固定されるので安定感があります。
根っこの部分は自分の歯を利用するため、ものを噛む力はそれほど落ちず、しっかりとものを噛むことができます。
その反面、保険の適用外ですので治療費が高額で、まれに磁石を入れた部分が割れやすくなり破損してしまうこともあります。
また、この磁石式義歯は、比較的多くの歯科医院で採用されている部分入れ歯で、医院によっては使用中の部分入れ歯に磁石を取り付けることも可能です。
メタルブレード義歯
メタルブレードは入れ歯の歯の部分を刃物のように特殊加工しているものです。
入れ歯にすると物が良くかめなくなると言われますが、入れ歯が良くかめないのは、力が分散してしまうからです。
歯が抜ける前の状態を100%とすると、普通の入れ歯では噛む力は30%以下になってしまうのです。
70%も機能が失われてしまうので当然思いきり噛むことが出来なくなります。
このメタルブレードは、義歯の一部に金属をつけプラスドライバーのような形をしたブレード状に加工したもので、普通の入れ歯に比べると硬い肉や野菜が快適に噛み切れるようになります。
特に奥歯用の義歯に使用されることが多く、使用している義歯に取り付けすることもできますが、保険は適用されません。
ホワイトクラスプ
部分入れ歯にするとクラスプと呼ばれる金具部分が目立ちますが、見た目を気にする人のために開発されたのが、ホワイトクラスプです。
ホワイトクラスプは金属のバネに変わる新しい素材として開発されました。一般的な入れ歯には金属のクラスプを利用していますが、技術が進歩し、特殊強化したグラスファイバーを使用することで、クラスプ自体を白くし、目立たなくすることが可能になりました。
もちろん機能面だけでなく審美的にも優れていますが、保険は適用されないため自費での作成となります。
また、金属ではなく特殊強化したグラスファイバーを使用しているため金属アレルギーの人でも安心して使用することができます。
