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歯の構造について



歯の構造

歯は、大きく分けると歯冠歯根とに分けられます。

歯冠は歯肉と呼ばれる歯茎から出た部分で、歯根は歯茎に埋まっている部分を指します。エナメル質・象牙質・セメント質と言われる3つの硬い組織からできていて、これを歯の3大硬組織と呼んでいます。

これらの3つの硬い組織で守られた中心の洞窟のような部屋の中に、神経と呼ばれる歯髄があります。

むし歯の痛みは、この歯髄が、エナメル質や象牙質を破壊しながら侵入してきた細菌の攻撃を受けて腐食することによって生じるものです。

エナメル質は再生できないため、一旦腐食してしまうと元に戻す術はなく、虫歯になってしまった部分を削り取るまたは抜歯するといった治療が行われます。

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エナメル質

歯の一番外側の部分をエナメル質といいます。

歯冠の表面部分はほとんどエナメル質からできていると考えて良いでしょう。

エナメル質はリン酸カルシウムから作られていて、歯の部分のうち、歯肉の上に生え出ている歯冠部の表面を被っている、人間の体の中で一番硬い組織で、この固さはほぼ水晶と同じ固さです。

しかしエナメル質は硬い反面、脆いという特徴があり、エナメル質だけでは歯を構成することはできず、何らかの下支えが必要になります。

エナメル質は人によって多少の差はありますが、2〜3ミリ程度の厚みがありますが、歯の表面に行くほど硬く、中に行くほど軟らかい構造になっています。

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セメント質

歯のエナメル質の内側にあるものがセメント質です。

歯の部分のうち、歯肉の下にうまっている歯根部の表面を被っている、骨と同じくらいの硬さの組織です。

歯が表面に出ている部分ではエナメル質の内側、歯茎の中に入っている部分では一番外側にあります。

セメント質の内側にある象牙質を保護する役割を担っています。

セメント質は、比較的弱いので傷つきやすいのが特徴ですが、歯根表面の損傷に対して修復する機能を持ってます。

また再生不可能なエナメル質に対して、セメント質自体は再生が可能だといわれています。

ときには加齢によりセメント質の厚さが肥厚し、高齢者の中ではこのセメント質が歯槽骨と癒着してしまうこともあります。

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象牙質

歯の主成分です。

どうしても表面部分のエナメル質に目がいってしまいますが、歯全体の構造から考えると、歯の根幹はこの象牙質と考えて良いでしょう。

歯冠部と歯根部にわたり、歯の大部分を占める、エナメル質よりもやや柔らかい組織で、象牙質全体に象牙細管という直径が0.8〜2.2マイクロメートルという大変細い管が通っています。

この象牙質があることにより、硬くて脆いエナメル質が歯の表面に存在することが可能になります。

また、一般的には歯は再生しないと思われていますが、この象牙質は再生可能です。

象牙質は神経が通っている歯髄腔と大変近い場所にあるため、むし歯になったり削ったりすると痛みを感じます。

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歯髄腔

歯の構造で一番内側に位置する空洞です。

とはいっても本当に空になっているわけではなく、なかには歯として我々の体に存在している時には歯髄と呼ばれる血管や神経などが通っています。

それによって歯の感覚を司っているのですが、歯を削るなどといった刺激に対する反応は疼くような痛みとなって現れます。

この歯髄には象牙質を生産するという働きもあり、その働きによって象牙質が再生できるのです。

また、かなり重度の虫歯の治療などでは薬を用いて歯髄を殺してしまうことがありますが、歯髄を殺すことによって神経の伝わりがなくなり、痛みを感じなくなるのです。

一度歯髄を殺してしまうと取り戻すことはできません。

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