緑内障の治療について

緑内障の治療で一番大切なことは、視神経が障害を受けるのを防ぐことによって、視力などの視機能を保つことです。また、時間が経つほど治りにくくなるので、急性の緑内障の発作がおきた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。

眼圧が高いとその圧力やその他の原因で視神経が障害を受けるので、眼圧を下げることが、緑内障治療の第一目標となります。眼圧が下がると、多くの人が視野が狭くなる症状の進行が遅くなる、または止まります。ただ、少数ではありますが、眼圧が充分に下がっても視力がいくらか低下し続けてしまう人もいます。しかし、重要なのは治療をしっかりと医師の指示通り続けることなのです。

点眼薬

緑内障の治療は、原則的に眼圧を下げる点眼薬を使うことから始まります。緑内障の点眼薬は、大きくわけると房水の産生を抑制することで眼圧を低下させる「交感神経遮断薬」、交感神経を刺激し、房水の産生抑制と房水の排出促進の作用によって眼圧を低下させる「交感神経刺激薬」、副交感神経を刺激することによって、房水の排出を促進させ眼圧を低下させる「副交感神経刺激薬」、房水の排出促進作用により眼圧を低下させる「プロスタグランジン関連薬」、毛様体にある炭酸脱水酵素を阻害して、房水産生を抑えて眼圧を下げる「薬炭酸脱水酵素阻害薬」の5つに分類されますが、非常に多くの種類のものが開発・市販されています。点眼薬は、目や全身に対する重大な副作用はほとんどありません。

内服薬

内服薬は、眼圧を下げる飲み薬で、点眼薬だけでは十分に眼圧を下げることができない時に使用します。特殊なケースを除くと、基本的には一時的に使用する薬です。内服薬には、好ましくない全身性の副作用がみられることがあるため、点眼薬による治療が不十分な場合で、かつ長期間にわたり内服薬が必要となる場合には内服薬による治療を始める前に、レーザー治療や切開手術が行われることもあります。

手術に踏み切れない諸事情がある場合には内服薬を継続することもあります。副作用には、胃腸障害・尿路結石・指先のしびれ・低カリウム血症・肝腎障害などがあり注意を要する薬です。服用する人の状態によっては使用不可能なこともあります

副作用

薬物療法では、これにともなう全身性の副作用がみられることがあります。このような副作用は、点眼薬や内服薬に限らず、どのような薬でも起こる可能性があります。眼科用の薬が原因となる副作用は、比較的まれにしか起こりません。

1滴の点眼薬が全身性の副作用を起こすことがあるとは、なかなか想像しにくいかもしれませんが、多くの眼科用の薬はすぐに吸収されて血液中に入り、全身を循環するためです。点眼薬が効くかどうかは、個人差があります。

ある調査研究によると、医師の指示通りに点眼している人は全体の半数にも満たないという報告もありますが、大切な目の治療や予防のためには、点眼薬は正確な使用回数を守ることが大切です。

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