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緑内障とは
緑内障は、眼圧(眼球内圧)によって、眼球の後ろにある視神経が圧迫されて障害を起こし、次第に視野が狭くなり、最終的には失明の危険性もある眼病です。治療薬なども開発されておらず、視神経は一度障害を受けると回復しません。
つまり、緑内障で失われた視野を治療で戻すことは今のところ不可能といわれています。近年、緑内障に対する一般の人々の関心が高まったということもあり、緑内障と診断される人の数は年々増え続け、1999年の厚生労働省の調査では40万人を超え、10年前の14万人と比べるとおよそ3倍の数字となりました。近年、増加・若年化傾向にあり、40歳以上の17人に1人がその疾患の恐れがあるといわれています。緑内障は早期発見・早期治療が大切です。
おもな特徴
緑内障の最大の特徴は、自覚症状が全くないため、視界異常に気がついた時には、進行が進んでしまっています。緑内障は通常、よく見える視野の中心部を避けたかたちで少しずつ視野が欠けていきます。
視野が欠けるといってもその部分が黒く見えるわけではなく、明るさに対する感度が落ちる程度ですから、よほど注意しなければ自覚することはありません。また、視力に関係している中心部の神経線維は構造上強くできていて、比較的末期になるまで視力には影響が出ません。
そのため、ほとんどの人は視野の異常に気付かないというのが現状です。緑内障にはいくつか種類があり、大きく分けると発達緑内障・続発緑内障・原発緑内障の3つに分けられます。
おもな症状
緑内障の多くは慢性型で、何の自覚症状もないままゆっくりと進行していきます。進行が始まっていても、特に痛みを感じるわけではありませんが、その間にも視神経は少しずつ損傷をうけ、視野は欠けていってしまいます。
逆に急性緑内障の場合、急激に眼圧が上昇することにより、目の痛み・頭痛・吐き気などの激しい症状を起こします。一刻を争う場合がありますので、この急性隅角緑内障の発作が起きた場合は、すぐに病院で眼圧を下げるための治療が必要です。
主な急性緑内障の症状は、黒目の周囲が極端に充血し、それが1週間以上続いたり、光の周りに虹がかかったように見えるような視覚異常があります。そういった症状が現れた場合には、できるだけ早く眼科に行き、検査を受けることをお勧めします。
放置すると失明することも
緑内障は、日本における中途失明(全盲ではなく矯正視力0.1以下の社会的失明)の原因で常に上位疾患(2位~3位)と位置付けられています。よって、緑内障は早期発見・早期治療により、視神経の障害を最小限に食い止めることが重要になりますが、ほとんどの場合、自覚する症状がないため相当進行するまで放置している方が多いのが現状です。
たとえば仕事上目を酷使する人で、目の奥がなんとなく重い、頭痛がひどいといった症状の方は、緑内障に関係している場合があります。目そのものが痛くない場合でも、眼科での検査をお勧めします。現在、100万人以上が未治療と言われる緑内障は早期発見が失明を防ぐ一番の治療です。
