生活改善
-Mokuji-
食生活
腸疾患の傾向は、食生活の変化と呼応した形で、変化しています。その意味で食生活の腸疾患に及ぼす影響は小さいとは言えません。
戦後の日本人の食生活は欧米型の肉食中心に変化したことで、ガンに関しては胃ガンから大腸ガンに主役が変更になりました。本来植物繊維と醗酵食物中心の日本食では、大腸や小腸は健康な腸内環境が保持されてきましたが、肉食中心になって、食物繊維やミソなどの醗酵食材が摂取されなくなった結果ガンだけでなく、多くの腸疾患が多くなってきたと言えます。
クローン病などは、まさに肉食の賜物で、発症者が若年層ということは、それだけ若年層が肉食に傾いていることの証です。食生活の改善と言っても、大仰な事ではなく、一食日本食にするだけでかなりの改善が図れます。
ストレス解消
現代人のストレスは、人間関係の複雑さと社会的な秩序の曖昧さによって、混沌とした様相を呈していて、個人のスタンスがとりにくくなっているのが原因と言えます。そのためには独自の価値観が必要ですが、それもなかなか難しい事です。
社会との関わりが難しいのであれば、社会とは別に自らの世界を作ることで、ストレスは解消される事が期待出来ます。
腸疾患のきっかけのひとつにストレスを挙げる医療関係者も多くいますが、ストレスを解消する最も簡便な方法は、趣味を持つことで自分の世界を作ることです。所謂ガス抜き効果を狙ったもので、日常の生活と別のことに熱中するだけで、日頃のストレスを解消出来ます。
スポーツでも机上で行なうことでも何でも興味のあることに熱中する事が、ストレス解消の早道と考えて下さい。
生活習慣
生活のサイクルが狂えば、自ずと体のリズムも狂ってきます。その結果腸疾患の起こる環境を作っているとも言えます。
飲酒や喫煙はそれでなくとも悪しき生活習慣ですが、長年そのような生活習慣を行なっていれば、高齢になればその付けは回ってきます。体に無理をさせていれば、体にダメージが溜まっていきます。
規則的な生活とは、体に負担をかけない生活を意味します。体が疲れたと思った場合は休むと言うことが必要です。ただそれだけの事です。
身体に合った生活を過ごせば、腸疾患になる確率は少なくなります。腸だけでなく消化器系の臓器全般にいえますが、健康のバロメーターとして、障害が出やすい器官と言えます。
再発防止
小腸でも大腸でも、炎症や潰瘍が治ったと思えても忘れた頃に再発する事が多いものです。まして外科手術を行なっても、再発する事が多く、根治治療とは必ずしも言えません。
結局腸疾患になる原因は、日常生活に起因すること多く、生活を改善をしない限り、再発の確率は低くならず、何回も再発、治療を繰り返すだけです。
食生活にしろ、生活習慣にしろ改善する努力を怠れば、徐々に腸の疾患は悪化して、より重篤になるという悪循環に陥ってしまいます。腸疾患は結局のところ生活習慣病と言えるものです。
長年の食生活や生活習慣によってからだが悲鳴をあげているようなもので、同じ時間をかけて忍耐強く直していくしか治療の方法はないと言えます。
クローン病との付き合い方
クローン病は若年層に多いことで話題を呼んでいますが、その原因は今だ解明されていません。そのために有効な治療法はなくあくまで対処療法を施されるだけです。
食生活や生活習慣の改善はもとより、排便の際にウォシュレットや除菌ティッシュを使って、肛門部分を清潔に保つとか、外食の場合にはカロリーを控えめなものにしたりする配慮が必要です。
適度な運動や十分な睡眠を取ることで、常に体調を良好な状態にすることで、クローン病と上手く付き合う事が重要です。
軽症のクローン病の状態を保つことで、普通の生活に支障をきたす事はありませんから、今のところは新しい治療法が出てくるまで、現状を維持する事が重要と言えます。一病息災と言うように、クローン病と言って落ち込む必要はないと思います。
