急性腸炎の症状
-Mokuji-
初期症状と症状の進行
急性腸炎の初期症状は、腹痛に嘔吐、下痢と激しく、吐き出すものを全て吐き出すまでは、大部分が治まりません。その後安静にしていれば、軽い食中毒では2,3日で回復します。
O157など死亡率の高い食中毒や、コレラ菌などアジア圏で第7次の大流行中ということも有り、海外旅行をする際には注意が必要です。
またロタウイルスやモロウイルスなども、健康であればそれほど重篤な食中毒を起こしませんが、病人や高齢者、免疫力が低下している人にとっては、怖い病気となります。
1日以上嘔吐や下痢が続く場合や海外旅行の直後の場合は、早目に検査を受ける義務があると思ってください。それ以上症状が続くようであれば、ただの食中毒による急性腸炎ではありません。
症状の進行の種類
症状の発病から進行は、大体食中毒の場合、2時間から半日ぐらいで急激に起こります。
吐き気や嘔吐、下痢、微熱となり症状は沈静していきます。重篤な症状の場合、意識障害などを伴うものもあります。
神経性の毒素を含んだキノコやふぐ毒などは、食した直後から嘔吐と下痢に、意識錯乱から意識混濁になり、呼吸不全で死ぬ場合もあり、極めて危険と言えます。
食中毒というと夏場が中心でしたが、ウイルス性の食中毒の場合は、反対に冬場に発生することが多く、食中毒は1年中注意する必要があると言えます。
ウイルスの食中毒の場合、感染力が高いため、大量感染の危険性もあり、個人の問題ではなくなります。化学性の食虫毒は国内製品では見られなくなりましたが、輸入食材などに残留農薬として混入されている事があるため、注意が必要です。
これらは直ぐに発症する事は少ないと言えますが、体内に残留して、徐々に毒素が浸潤する事があるため、日頃からの注意が必要です。
重篤度の判断
急性腸炎では、急激な嘔吐や下痢が特徴ですが、一番危険な症状は、意識障害にあると言えます。下痢や嘔吐とともに意識障害が起こる場合は、緊急に病院へ患者を搬送する必要があります。
神経性の毒素を持った毒キノコや毒性の植物、動物は、大腸から直接体中に毒素が回るため、症状の進行速度が速く、手遅れになる場合もあります。
細菌性やウイルス性の食中毒では、死亡率は幼児や老人など免疫力の低い人以外は、死亡率は高くありませんが、集団感染の危険があります。
現在海外で流行しているコレラ菌による食中毒は、新しいタイプで、以前のように白濁した下痢ではなく、通常下痢のような水溶性の下痢の症状を示すもので、海外渡航後であれば、注意が必要と言えます。
