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小児・お年寄り・障害者

交替性便通異常

この病気の人では、ほとんどの人が小児期以前に発見されて手術を受けていますが、軽いものは大人になるまで発見されないでそのまま見逃されている場合があります。このような人では、頑固な便秘による排便困難症として取り扱われてきていることが多いようです。

普通の人でも、直腸の下にたまっていた硬い便が排出された後は、小腸から誘い出された下痢便の排出をみることがありますが、この状態がくり返されるようになると、便秘と下痢が交互に繰り返される交替性便通異常とよばれる排便障害の状態になります。

直腸下端におちいっている人に、強い下剤を飲ませると、肛門を塞いでいる硬い便の上方から運動で勢いのついた下痢便がそれを押し出そうとするため、強い腹痛を伴う排便困難の状態になります。

便秘による排便障害

また、こういう状態で、つまり便が直腸下端にはまり込んで便秘の状態であるはずなのに、実際には下痢便を漏らしていることがあります。この状態を医学的には奇異性便失禁とよんでいます。

この現象は、上方の勢いのついた下痢便が、硬い便塊のすき間を通って締まりのなくなった肛門から漏れ出してくれるためであり、そうなると、本来、便秘として治療されるべきものが下痢として取り扱われることになるため、便秘はますます増悪してくることになります。

このような便秘による排便障害は、お年寄りや障害者では、そうめずらしいこともないので、少なくとも彼らの介護に当たる人たちは、このことを心によくとどめておく必要があります。

便漏れ・便失禁

少なくともわれわれ日本人には、クソを漏らすぐらいなら死んだ方がましだとする考え方があります。どうやら便のお漏らしには、人間のプライドを左右しかねないほどの重大な問題が隠されているように思われます。

本題に入る前に、そのことについて少し触れておきたいと思います。わたしたちは幼児の頃から、便を漏らすことが、この上なくはずかしいことだということを、くどいほど親から教え込まれて育ってきました。

この教育は、ウンチがきたないものとする考え方からだけにしては、あまりにも厳しすぎたような気がします。このことは、クソを通して物事のケジメを教え込んでいるという見方をする人もいますが、人間が犬や猫などの動物とは違うのだというプライドをもたせるための教えだとする考え方もあるように思います。

プライドを持つこと

第一級の屈辱

そういわれてみると「クソッタレ」といわれることは、「お前はもう人間ではない」という人間失格を宣言しているようなものであって、いわば第一級の屈辱の文句といってもよいでしょう。とにかく、普通の頭の人によって、便のお漏らしは精神的にはたいへんなできごとであることは間違いありません。

まず、このことを念頭に置いて、この項を読んでいただきたいと思います。便のおもらし、あるいはたれながしのことを、医学的には便失禁とよんでいます。

便失禁のことを簡単に定義してみますと、周囲の状態からみてここで便をだしてはいけないという時に、便の排出をみることをいいます。この場合、自分自身で便を漏らしたことを認めている場合と、全く、自分では認めていない場合があります。


コントロール

おもらしは、躾のまだできない幼児ではあたりまえのことですが、とくに問題になるのは、成人、ことにお年寄りの場合でしょう。便失禁は、患者自身に苦痛を与えるだけでなく、周囲の人にも不快感を与えることから、患者自身のプライドを含めて、その管理は適切でなくてはありません。

便失禁は、便の排出を止めている機構や、便の排出をコントロールする機構に異常をきたしたときにおこります。これらの機構にかかわっているものは、肛門の出口を締めている括約筋、肛門の周辺に張り巡らせている骨格筋、直腸の感覚や反射に関与している神経、そしてこれらを統制している脳と脊髄などですが、便失禁は、これらの単独の障害によってもおこってきますが、複数の障害でおこってくることの方が多いようです。


直腸・肛門疾患性

便失禁の程度は、少量の下着汚染、ガスや便を時々漏らす、いわゆるおもらし程度の軽いものから、便の性状にかかわらずそのまま押し出される、いわゆるたれながし重度の状態のものまであります。便失禁をその原因別にみてみると、先天性、外傷性、直腸・肛門疾患性、神経原性などに分けられます。

先天性のものは、直腸・肛門の構造上の欠損や解剖学的異常などによるものですが、手術などによっても、改善の期待できるものは少ないようです。外傷性のものは、痔を含めた肛門の病気の手術後のケースが多く、また経産婦の人では、お産の時に肛門括約筋の損傷を受けておこってくることがあります。

直腸・肛門疾患性のものは、直腸や肛門の病気が原因でおこってくるものですが、いずれも直接あるいは間接的に肛門括約筋が障害されることによります。


直腸脱

直腸脱という病気があります。これは、肛門から直腸が翻転して肛門外に脱出してくる病気ですが、この病気では、肛門に直腸壁がはまり込んで肛門括約筋の機能を障害するためにおもらしの状態になります。

お年寄りでよく見られる失禁は、肛門括約筋の弛緩によるものですが、これには便秘で直腸に硬い便がはまり込んだ状態のときによくみられます。巨大な硬便塊が直腸に入りますと、直腸壁が伸展されて、肛門括約筋はなお一層弛緩された状態になります。その結果、上のほうの流動便が塊の間をつたわって落ちてきて失禁が起こってくるのです。

この病態については、前にも何度か述べているので、よく理解していただいていると思います。この便の状態を診断するには、肛門から指を入れて調べる肛門直腸指診が必要です。